メディカルダイエット

食事を採ると、血糖値を下げる『インスリン』というホルモンが膵臓から分泌されます。インスリンは、血液中の過剰な糖分をエネルギーとして消費させたり、脂肪に変えて蓄積することで高血糖の状態が持続しないように働きます。GLP-1は、腸から分泌され、インスリンの分泌を促進することで血糖値をコントロールします。

役割その②：代謝効果

GLP-1には、人間の脂肪細胞で消費されるエネルギーを増やす効果があります。また胃のぜん動を抑制し、胃にため込んだ食事をゆっくりと腸に送ることによって食後の血糖値の上昇を緩和する働きがあります。

役割その③：食欲の抑制

GLP-1は、人間の脳にある食欲中枢を刺激し、食欲を抑制する作用があります。この効果が最もダイエットに期待されるもので、食事の摂取量が減少し、体重の管理を行うことができます。

▶肥満治療薬としてのGLP-1

日本では、GLP−1は糖尿病の治療薬として採用され、広く使われていますが、海外では肥満治療薬としても使用されています。

それはご説明した通り、胃腸の働きを抑えて食事の消化・吸収をおだやかにし、食欲を抑えるというGLP-1の効果が肥満に対して効果的であり、すでに様々な臨床研究で体重の減少効果が認められているからです。

GLP-1の投与方法には、飲み薬と注射薬の2種類があり、一般的に飲み薬よりも注射薬の方が効果は高いとされています。注射は、『皮下注射』といって、ご自身でお腹に注射器を押し当てて行います。残念ながら日本では、糖尿病に対してのみ適応がある薬剤で、肥満の治療薬としては承認されていないため、GLP-1を用いたダイエットを行う場合は自由診療・全額自己負担となります。そのため、日本でGLP-1ダイエットを受けるには非常に高い料金を支払う必要があります。

▶投与方法と注意事項

ご紹介した通り、GLP-1の投与方法には飲み薬と注射薬の2種類があります。

早い方は治療開始後、1～2週間で体重の減少効果が確認できる場合もあります。

※注意！GLP-1薬の需要の高まりにより、現在世界的に在庫が不足しています。これを機に、色々な製薬会社が未承認のジェネリックのGLP-1薬を開発・販売しており、社会的に問題となっています。

安全性が十分に検証されていないGLP-1のジェネリックが出回っており、ご自身で安易にGLP-1薬を購入し、使用することはおやめ下さい。

▶副作用について

GLP-1薬は世界で広く使用されている実績があり、副作用についての検証も十分になされているものなので一般的には安全性が高い薬剤ですが、以下のような副作用が報告されています。

①消化器系の副作用

比較的多い副作用として、吐き気や嘔吐、下痢、便秘などの消化器系の症状が現れることがあります。これらの症状は通常、治療開始後から出現しますが、数週間から数か月の間に改善していくことが多いです。しかし、一部の方で症状が続いてしまう場合もあります。

②低血糖

GLP-1は、それ単独では低血糖のリスクはほとんどありません。しかし、もともと糖尿病をお持ちの方で、他の糖尿病薬と一緒に使う場合、低血糖のリスクが増える可能性があります。必ず、使用前に医師と相談をしてください。

③重篤な副作用

まれに急性膵炎を起こす方がいると報告されています。頻度の多い副作用ではありませんが、急激な腹痛や発熱などの症状が出た際にはすぐに医療機関を受診してください。

④その他の副作用

頭痛、めまい、疲労感、注射部位の反応（腫れ、痛み、かゆみ）などが報告されていますが、一般的には軽度で一過性の症状であることが多いです。

GLP-1の注射を開始する時には、副作用を最小限に抑えるため少量から始め、状態をみながらゆっくりと投与量を増やしていきます。必ず医師と相談をしながら、自身の体に合った適切な用量を見極めていくことが重要です。

GLP-1ダイエットの効果

▶食欲抑制効果

GLP-1は胃腸の働きを抑え食事の消化をゆっくりにし、また食欲を抑えるはたらきをすることで、食べ過ぎを防ぐことができます。

食事制限をせずとも自然と食べる量が減るため、大きなダイエット効果を得ることができます。

また、無理をしてつらい食事制限をする必要がないためストレスによる過食リバウンドにつながりにくいこともメリットとして挙げられます。さらに、空腹感を感じづらくなるため、他の人がおいしそうなものを食べている場面にいても、イライラやストレスを感じることもありません。

▶つらい運動も必要なし！

痩身を目的としたパーソナルジムなどでは、代謝をあげるために筋力トレーニングを行い、脂肪燃焼のための有酸素運動をみっちりと行います。自分ひとりの意志でこれを続けられる方はなかなかいません。また、運動のモチベーションがあってもミャンマーでどこのスポーツジムに行ってよいのかわからない、ランニングをするような場所がないと悩んでいる方にもおすすめです。

ただし、全く運動をしなくて良いというわけではありません。

運動は減量だけではなく、心肺機能や基礎体力の向上、ストレス発散など多くのメリットがあり、適度な運動は行うことをお勧めいたします。

▶治療対象外の方

当院では、ご希望の方と事前にカウンセリングを行い、治療の適格性をしっかりと見極めています。

以下に該当する方は、GLP-1を用いたダイエットを行うことができない場合がありますので、まずはカウンセリングでご相談ください。

①消化器系の病気の既往のある方

②低血糖を起こす可能性のある方（副腎機能不全、過度の飲酒習慣等）

③1型糖尿病をお持ちの方、もしくは2型糖尿病を既に治療中の方

④妊娠中の方

⑤BMIが19未満の方

▶GLP-1ダイエットの料金

・これらの料金にはすべて、自己注射の指導、注射針・消毒綿のお渡しが含まれています。

・医師のコンサルテーションに関しては、別途お題を頂戴します。

・日本製の薬剤を使用しております。為替レートにより、料金が変更となる可能性があります。予めご了承下さい。

・内服薬は、1日1回、起床時に内服をします。注射薬との併用はできません。

GLP-1注射製剤（毎日注射）	お問い合わせ下さい
GLP-1内服薬	お問い合わせ下さい
GLP-1注射製剤（週１注射）	お問い合わせ下さい

オプション

GLP-1薬と一緒に使うことで、よりダイエット効果を得られるオプションです。

▶SGLT-2阻害薬

糖尿病の治療薬として広く使用されれている飲み薬で、尿に余分な糖分を出すことで吸収カロリーを抑えます。これ単体での減量効果は限定的ですが、生活習慣を変えなければ、元の体重にもよりますが通常2kg前後の減量効果が期待できます。副作用は尿に糖がでるため、尿道炎や膀胱炎などの細菌感染症になりやすくなるという点がありますが、日々清潔を保っていれば大きな問題にはなりません。また、利尿効果があり服用中はややトイレの回数が増えることがあるかもしれません。

▶オプションの料金

SGLT-２阻害薬

50USD / 30錠

まずは無料コンサルテーションをご利用ください

医師が治療の適格性を判断し疑問にお答えいたします

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※表示されているプライスは2024年7月現在のものです。

※為替レートやその他の経済状況によって急遽変更とさせていただく場合がございます。

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